obさんという方が主催の京都のグループ展示、wassyoi+に行きました。
2010年2月に一度企画された展示会で今回はその第二回というポジションのようです。
0000 Galleryというギャラリーの一階、二階のすべてが展示スペースでした。
僕は過去に藤城嘘さんという人の企画展「カオス*ラウンジ」を全て見てきたのだけど、
2009年3月にmogragで行われた最初の展示で見たビジョンによく似ていた。
というのが展示形態に学園祭のような素人臭さがあり展示としての決定打に欠けていたこと、
空間展示に目を向けた時に「あの時のカオス*ラウンジ的な」既視感が強かった為そのように映ったのだろう。
また作品の管理方法(展示方法とも言える)が非常にぞんざいでした。
媒体に厚みの無い作品が湿気でよれていたのです。キャプションもそういう状態で、
外気に多く触れるギャラリーの都合上この事は想定出来たのでは無いかと思うのです。
だとすれば改善の余地はありそうなものですが(絵を額装するとかキャプション素材を変更するとか)その点への気の至らなさが展示自体の質を下げているように非常に感じ得ました。
展示作品については、具体性、キャラクター性のあるポジティブな作品が多かった印象です。
これは一口にインターネットで作品を発表する比較的若い層によく見られるような流行的な作品が多かったと言えます。
良くも悪くも優等生的な作品が多く、身体性を無視したような野暮な作品(パワーのある作品)は少なく、
自分が過去から見てきた作家さんの多くは自身の文脈のコピーをベクトルに合わせて尊重した保守的な作品を作っているという印象。
そういった中でのひるきさんの作品は垢抜けていたように映った。
参加されている方々は主にインターネットに作品をアップロードされている方が多いようでしたが例をあげるとして、作家過多状態になった近年のpixivで「閲覧迷子」的な立場にいる自分にとってこのようなディレクショナル戦略的な展示方法にはわかりやすさがあり、機会としては良いと思いました。
その点においては企画者のobさんの意図する方向性は見えていたのではないでしょうか。
ただウェットな空気感は内輪感の演出そのものでアプローチ方法にも発展性を感じ得ない部分もあります。
ですが面白くはなりそうです。
今後継続されるとすれば、これからも頑張ってください。応援してます。